小さな活版印刷機で印刷がうまくいかない方へ
弊社社長(推定70歳)は1ヶ月 印刷機を使い続け、細かな線の再現や多色刷りを成功させるまでになりました
是非参考にしてみて下さい
樹脂版と活字を使って印刷する
樹脂版の底上げには5mm厚の「アーチストパネル」を使いました
厚さが足りない場合は、さらにガムテープなどを貼って調節して下さい
活字を切り離す
活字をハサミで切り離した後、残ったバリは爪切りで切るときれいになります
活字ケースをつくる
木材と滑り止めシートを使って活字ケースを作りました
これなら、ひっくり返しても落ちません。 木箱は本物の文選箱を使いました
「活字を拾う」「活字を組む」という活版印刷っぽい雰囲気がより味わえるかな?
吸取紙の貼りかた
吸取紙がきれいに貼られていると インクのりも良く、きれいに刷ることができます
キッチンペーパーを使う場合は、ロールの方向に注意です!
縦方向で使うと、シワがなくピンと貼ることができます
インキの伸ばし方
インキは均一に広げることがポイントです
コーヒーマドラーは大きさもちょうど良く、しなるので紙を傷つけません
さらにローラーを押さえながら転がすと、よく練られ、時間短縮にもなります
樹脂版印刷
〜中級編〜
樹脂版を中性洗剤を混ぜた水と一緒に「紙やすり」で削ると、インクが均一にのびるようになります
紙やすりは800番です(^o^)
樹脂版印刷
〜上級編〜
インクが上手くのらない場合は、マット部分を 柔らかい「靴の中敷」にするとしっかりと印刷できます
中敷は100均のシンプルなものがオススメです。
ハガキサイズに印刷
片方の紙押さえを外し、もう片方で紙を固定すれば、名刺より大きな紙も印刷できます
あとは紙をひっくり返したり、版を変えたりして、刷り方を工夫すれば色々出来そうですね
多色刷り
「紙やすり」と「靴の中敷」を使って挑戦しましたが、成功率はかなり低かったです(^◇^;)
活字の固定
活字の周りにマスキングテープを貼って刷ると上手くいきます
インキローラーの使い方
水を入れたワンカップの容器に中性洗剤を一滴入れ、ローラーを中へ
よく振った後、紙の上で転がす←これを何度か繰り返した後、水に1時間ほど漬けるときれいになります
紙と樹脂版の保存方法
〜マニア向け〜
紙は乾燥するとインクのりが悪くなり、樹脂版は硬くなってしまうので、
濡れた新聞紙と一緒に容器にいれて保存しています
※実際ここまでする必要はありません※
土台をつける
印刷機の土台には版木を使いました
さらに滑り止めシートを貼って固定しています